THE HERMIT
隠者

【イメージ】

正位置 一人になって熟考する
逆位置 心を閉ざし引きこもる

【キャラクター / 性質】

今はひとりになって熟考したいと考えています。元々ひとりで過ごす時間が必要なタイプでもありますが、 そういうタイプでないなら、ひとりにならないと整理できないことがあるのかもしれません。このような状況では、 あまり干渉せずにひとりで過ごしたいという気持ちを尊重してあげることが大切です。

また、自分の考えや思いを軽々しく他人に話すことがないので、表面に見えていない部分があるかもしれません。 それは自分自身の中に「聖域」があるためで、自分の心の聖域に他人が土足で踏み込むのを好みません。しかし何事も慎重に熟考するタイプの人物なので、アドバイスを求めれば良い助言がもらえます。

哲学的だったり人生経験が豊富な年上の人を表すこともありますし、瞑想やスピリチュアルなことへの興味を表すこともあります。


【逆位置になると】

逆位置になると、過度にひとりになりたいと望み、社会と断絶し引きこもります。周囲から拒絶されたと感じ、心を閉ざしてしまっている状態です。あるいは拒絶されることを恐れて他人と関わるのを避けているのかもしれません。または退職をきっかけに人との交流を避けてしまう場合も考えられます。

いずれにせよ、過度に孤立した状態では他人に対して疑心暗鬼となり、誰の助言も聞き入れようとしません。その助言がどんなに良いものだったとしても心を閉ざしている以上、何も届くことはありません。

もしかしたら心の奥底には「愛されたい」「認めてもらいたい」という願望が潜んでいるのかもしれません。過度な孤立を避けるには、自分自身を見つめ直す必要があります。


【キーワード】

正位置 探究心、哲学的、熟考、慎重、思慮分別、知恵がある、スピリチュアル、瞑想、一人になって考える、悟り、聖域、静寂
逆位置 孤独、孤立、疑心暗鬼、引きこもり、心を閉ざす、必要とされていないと感じる、良い助言を聞き入れない、拒絶、断絶、交流を避ける

【人物】

正位置 哲学者、教師、助言者、真理を追求する人、ご隠居さま、仙人、経験豊富な人
逆位置 孤独な人、引きこもり、無職、非社交的な人

【数秘術】

9 達成間近、最終段階、達成、完了、ある段階の終わりと次への準備、完全、集大成、終了、結論、解放、手放し、物事の仕上げ、知恵、理解、許し、慈愛、神秘主義