ⅩⅩⅠ
THE WORLD
世界

【イメージ】

正位置 満足と完成
逆位置 未完成だが努力の余地がある

【キャラクター / 性質】

大きな満足とともに一つのサイクルが完成することを意味します。これは完全であり、頂点であり、最高であり、完成形です。ですから、ある意味ではもうこれ以上の発展はないとも言えます。

一つのパズルを完成させるためのピースは初めから数が決まっています。それを一つずつはめ込むことでパズルは完成します。それと同様に一つのサイクルにおけるピースが全て揃った状態であることを表します。

定年や満期契約、あるいは卒業などを迎えるイメージです。しかしそれで終わりというわけではなく、定年後の人生や卒業後の進路など、終わりを迎えた先には別の新たな始まりがあります。妊婦が臨月を迎えて出産すれば、もう妊婦ではなくなりますが、そこから母としての新たな人生が始まっていきます。あるいは交際している二人が満ち足りた気持ちになれば、結婚へと移行するのは自然の成り行きです。このように、一つの連続性の中に「満ち足りた終わり」と「新たな始まり」があるのです。気分は最高で、満足感や幸福感に満たされています。

また、パズルのピースを増やすことができないように、これが完成形として示されることもあります。その場合には、何かを発展させたいと思っていても今の状態が頂点・MAXであることを意味する場合もあります。しかし不満は残らず、終わりよければすべてよし、となるでしょう。


【逆位置になると】

逆位置になると、未完成や不完全のままであることを表します。目標や達成したいことがあるのに停滞した状態が続いています。解決すべき問題が未解決のままだったり、相手からの返事を待ち続けていたり、あるいは満足のいく関係が築けないままだったり、足踏み状態にやきもきしているかもしれません。

しかし不完全であるということは、まだ努力する余地があるということでもあります。もし相手の行動や決断を待っている場合、もしかしたら相手は次のステージに移行する準備ができていないのかもしれません。あるいは変化に対する恐れを抱いている可能性もあります。その場合には忍耐という努力が必要なのかもしれません。


【キーワード】

正位置 満足、満期、完全、一つのサイクルの完成、完了、達成、頂点、MAX、最高の幸せ、卒業、定年退職、結婚に向かう、満足して次のステージへ、終わりよければすべてよし
逆位置 不完全、未完成、不満足、停滞、足踏み状態、努力不足、変化を恐れる、未解決の問題、準備不足

【人物】

正位置 成功者、達成した人、国際的に活動する人、海外旅行者
逆位置 最後までやり切らない人、努力不足の人

【数秘術】

3 創造、独創性、多様性、再生、成長、保養、準備、発展、拡大、子孫繁栄、喜び、幸福