HIGH PRIESTESS
女教皇(女司祭)

【イメージ】

正位置 神秘的で物静かな読書家
逆位置 神経質で心に余裕がない

【キャラクター / 性質】

知的で清楚で神秘的な雰囲気を持っています。自分の思いを胸に秘めておくことが多いため、周囲の人たちにはミステリアスに映ります。そしてそのミステリアスな雰囲気が大きな魅力にもなっています。

内向的で物静かな性格どおり、静かな環境を好みます。静かな環境に身を置き、自分の内面と向き合ったり読書などを通して自分を高めることを好みます。非常に真面目な性格でしっかり者という印象です。 彼女に憧れる人も多いかもしれません。

恋愛に関してはかなりの奥手で、なかなか自分の気持ちを伝えることができません。また、たとえ伝えたとしても相手にうまく伝わっていない可能性が高いので、進展しづらい傾向にあります。恋愛関係に発展した場合も、プラトニックな関係だったり、人前では愛情表現をしなかったりと、古風な付き合い方をするでしょう。

女教皇の胸に秘める性質、つまり他人にベラベラと喋ることのない性質は、秘書やカウンセラーといった情報を漏らしてはいけない場面で有利に働きます。勉強熱心なので、自分を高められる仕事もいいかもしれません。

また、直感もよく働きますので、自分の直感を信じて行動することでうまくいくことが多いでしょう。


【逆位置になると】

逆位置になると、真面目さが過剰になり完璧主義で神経質な印象を与えます。心に余裕がなくなり、 イライラしたり周囲をピリつかせてしまうこともあります。

そして心に余裕がないために、本来は正しく働くはずの直感も鈍ってしまい、失敗を招くことにつながります。

また過度な秘密主義は、ミステリアスを通り越して何を考えているのかわからない人という印象を与えてしまうこともあるでしょう。恋愛では、何も伝えられないまま片思いで終わってしまうかもしれません。あるいは反対に気持ちを打ち明けたり、性に対して積極的になる場合もあるでしょう。

もし今、心に余裕がない状態なら、うまくいくものもうまくいきませんので、まずは一人で静かに過ごせる環境や時間を作り、 「静謐(せいひつ)」な環境の中で本来の自分を取り戻すことが大切です。


【キーワード】

正位置 神秘的、内向的、清楚、少女的、物静か、直感、精神性、プラトニック、秘めた思い、片思い、 真面目、しっかり者、勉強熱心、読書家、知識欲、内省、冷静、穏やか、潜在的
逆位置 神経質、完璧主義、ピリピリ、イライラ、秘密主義、秘密を打ち明ける、 白黒つけたがる、二元論で考えすぎる、頭でっかち、知識しかない、性への目覚め

【人物】

正位置 独身女性、秘密を抱えた人、思いを秘めた人、神秘主義者、霊的能力者、聖母マリア
逆位置 精神的な問題がある人、ふしだらな人、表面的な理解者、ヒステリックな人、お局様

【数秘術】

2 パートナーシップ、二元性、二極性、バランス、選択、方向性を与える、中間