THE HIEROPHANT
教皇(司祭)

【イメージ】

正位置 正しい心と信頼感
逆位置 不道徳と不信感

【キャラクター / 性質】

秩序やモラルを重視したルールを守る道徳的な人です。加えて、優しく寛容な人柄であるため、周囲の人々の厚い信頼を集めています。

正しい心の在り方や行動のお手本のような存在です。悩みを相談されれば的確なアドバイスをするでしょう。 精神的に良い方向へと導いてくれるので、誰かの心の支えになっていることも多々あります。

恋愛では、相談相手に対して尊敬の気持ちが生まれ、それが次第に恋愛感情へと変化することもあるかもしれません。 あるいは尊敬できる人でなければ恋愛感情が生まれないというタイプの人かもしれません。また、結婚相談所やお見合いなど誰かの紹介による出会いであったり、信仰心のある相手を表すこともあります。

恋愛に限らず何事も信頼関係をベースに発展していきますので、利益を追求するよりもまずは相手との信頼関係を築けるようにした方が良いでしょう。きちんとした手順を踏むことが信頼にも繋がります。


【逆位置になると】

逆位置になると、ルール違反や倫理的に問題のある行動などが目立ち精神性が失われた状態を表します。信用に値しないので、アドバイスをされたとしても疑った方がいいでしょう。また、自分の考えこそが正しいと思っている可能性が高く、それに反する考えに対して寛容さがありません。寛容さがないので、排他的になったり自分の考えを相手に押し付けようとしてきます。無闇に信用すると洗脳されてしまうかもしれません。もしかしたら危ない新興宗教にハマっている場合も考えられます。

恋愛では、不倫に走ったり、両親に紹介できないような相手と付き合ったり、周囲の祝福や理解を得られづらい関係である可能性があります。また、きちんとした手順を踏んでいないために信用されないこともあるでしょう。認められたいと思うなら、当事者同士の信頼関係はもちろんのこと、周囲の人たちの信頼を得ることも必要です。


【キーワード】

正位置 信頼、信用、冠婚葬祭、大きな組織、宗教、宗教施設、信仰心、祈り、寛容、優しさ、良い助言、尊敬、伝統、精神的な導き、保守主義
逆位置 ルール違反、不道徳、不寛容、洗脳、ニューエイジ思想、不倫、人に言えない関係、信用できない、不信感、排他的、閉鎖的、悪い助言、精神性の欠如

【人物】

正位置 聖職者、宗教家、教師、アドバイザー、メンター、教育係、伝統を重んじる人
逆位置 裏切り者、ニューエイジャー、詐欺師、異端者

【数秘術】

5 破壊、崩壊、重要な調整、変化、変動、損失、争い、葛藤、危機、再構築のために一度壊す