THE HANGED MAN
吊るされた男

【イメージ】

正位置 視点を変えれば道は開ける
逆位置 視点を変えない限り、もがき苦しむしかない

【キャラクター / 性質】

身動きが取れない状況ではありますが、視点を変えることで道が開けてきます。または、表面的には静止しているように見えるけれど、頭の中では色々と考えている状態でもあります。

なかなか報われないと思っているなら、まずは視点を変えることが大切です。自分が幸せになることに焦点を当てていたなら他人を幸せにするためにはどうすればいいかを考えてみたり、物質面に意識が向いていたなら精神面に意識を向けてみるなど、視点を変えることが苦しい状況の突破口となります。人によってはスピリチュアルな悟りを求めるかもしれません。

また今は積極的に動く時ではなく、一時停止したり待った方がいい時でもあります。どうしても行動したいなら、利他の精神で行うことが大切です。献身的な姿勢が後々の幸福へとつながりますが、この場合もただ尽くせばいいという訳ではなく、尽くすべき相手かどうかを見極める必要があります。時には手放した方がいい場合もあるかもしれません。


【逆位置になると】

逆位置になると、身動きが取れないままの状態が続き、もがき苦しんでいる状態になります。もうどうすることもできないと、絶望感や諦めの気持ちを抱いています。非常に苦しい状況ではありますが、もしかしたらその苦しみは、視点を変えようとしないことが原因かもしれません。視点を変えない限り、いくらあれこれ考えたとしても報われることはないでしょう。

しかしこれは、見方を変えることができれば報われるということでもあります。今までどのようにものごとを捉えていたのかということを見つめ直すことで、発想の転換が起こり、状況が変わっていくかもしれません。

または、必要のない自己犠牲を続けていて強い疲労感に見舞われている場合もあります。いずれにせよ、なぜ苦しい思いをしなければならないのかを多角的に考えてみる必要があります。必要のない自己犠牲なら、もう手放したほうが良いでしょう。


【キーワード】

正位置 停止、静止、身動き取れない、別の視点、献身的、自己犠牲、利他主義、尽くす、逆転、反転、悟り
逆位置 利己的、もがき苦しむ、過度な自己犠牲、先が見えない、諦めの境地、何をしても無駄だと思う、視点を変える必要性

【人物】

正位置 利他主義者、他人に尽くす人、ユニークな人
逆位置 利己主義者、自己犠牲が過ぎる人

【数秘術】

3 独創性、創造性、多様性、成長、保養、再生、準備