ペンタクルの6

【イメージ】

正位置 与えることと受け取ること
逆位置 与えないことと受け取れないこと

【キャラクター / 性質】

ペンタクルの6の正位置は、与えることと受け取ることを表しています。例えば、労働に対してふさわしい対価を得たり、貸したお金を返済してもらうなど、自分がしたことに対して何かしらの正当なものを受け取ることができている状態です。

雇用主と労働者の関係であったり上司と部下の関係であったり、あるいは先生と生徒、店員と客など、お金や知識が循環することでウィンウィンな関係を築いています。時にチャリティーなど与えるだけの場合もありますが、それとて慈善活動を通して人間としての誇りを得てもいるわけです。

また、恋愛や人間関係の場合には、自分の気持ちに対して相手が応えてくれたり、何か贈り物をくれる場合もあるでしょう。あるいは互いの気持ちのバランスが取れていて良い関係性であることを伝えている場合もあるでしょう。

いずれにせよ、助け合いの精神で価値あるものを共有している状態です。


【逆位置になると】

ペンタクルの6が逆位置になると、自分の持っている価値あるものの共有を拒んだり、与えない状態を表します。あるいは正当なものを受け取れていない状態かもしれません。労働に対して不当な対価しか与えなかったり、支配的になりすぎたり、何らかのパワーバランスが崩れている可能性があります。

または、欲しくないと思っている人に対して良かれと思って押し付けている可能性もあります。お節介だと思われたり、ありがた迷惑になっているかもしれません。

恋愛なら、自分の示した気持ちに対して何も返事がない状況だったり、どちらか一方の気持ちが強くなりすぎていることを伝えている場合もあります。

また、見返りを求めていたり、本心からの善意でないものは見透かされてしまうので気をつけましょう。


【キーワード】

正位置 与える、受け取る、共有する、分配する、教える、指導する、正当な対価、贈り物、チャリティー活動、経済的支援、支え合う、ウィンウィンな関係、バランスが取れている
逆位置 与えない、受け取れない、共有を拒む、分配しない、不当な対価、偽善、見返りを求める、不公平、未払い、ありがた迷惑、お節介、押し付けがましい、バランスが崩れる、支配的、一方的

【人物】

正位置 慈善活動家、慈善団体、金貸し業、支援団体、指導者、雇用主
逆位置 偽善者、裏の顔がある人、お節介な人

【数秘術】

6 調和、調和の回復、平和、愛、友情、親密さ、和解、バランス、感謝

【ペンタクルについて】

エレメント
トランプでは ダイヤ♦︎に該当します。
星座 牡牛座、乙女座、山羊座(土の星座)
季節
特徴 【現実、お金、物質、肉体、堅実】
まじめな性格で一歩一歩着実に進んでいくため、周囲からの信頼も厚いです。目標を設定したらコツコツと努力を積み上げていき、すぐに諦めたりはしません。根気強く辛抱強いと言えます。
ただ反面、現実主義すぎるところや物質主義すぎるところがあり、人の気持ちの機微を敏感に読み取ることは苦手です。精神的な喜びを求めるよりも物質的な喜びや肉体的な喜びを求める傾向があります。