ワンドの4

【イメージ】

正位置 安定した基盤と幸福感
逆位置 現状のままでいい

【キャラクター / 性質】

ワンドの4の正位置は、安定した基盤ができたことによって、気持ちもリラックスしている状態を表します。パートナーとの関係がうまくいっていて、近いうちに結婚しようと考えているのかもしれません。その場合、周囲の人たちからも祝福されるでしょう。

また恋愛関係に限らず、一緒にいるだけでホッとしたりリラックスしたり、家族のような安心感が得られる相手であることを伝えています。自分をさらけ出しても大丈夫な場所というのは、なかなか得られるものではありません。こういった場所や人間関係が人生を幸福にするのかもしれません。

あるいはまた、何か抱えていた問題が解決してホッとしていたり、長期休暇を楽しんでいる様子を表す場合もあります。


【逆位置になると】

ワンドの4が逆位置になると、現状のままでいいと受け入れたり、マンネリな状態であることを表します。結婚に踏み切れないのは、基盤がまだ整っていないために生活に対する不安があるのかもしれませんし、最初から結婚前提の関係ではない可能性もあります。同棲や事実婚でいいと考えているのかもしれません。お互いに納得しているのならそれも一つの人生ですが、一方だけの考えとなるとなかなか深刻な問題です。

あるいは、特に不満があるわけではないけれど、満足しているというわけでもなく、関係がマンネリ化して惰性で続いている場合もあります。自分をさらけ出せるのは良いことですが、悪い方に転ぶとケンカが絶えなくなってしまいます。そばにいるのが当然だと思わずに、相手に対する感謝の気持ちを取り戻す必要がありそうです。

何事も安心しきってしまうと心がふやけてしまい、相手との健全な境界線が引けなくなってしまいます。相手と同化しすぎてしまうと、けじめも礼節もなくなってしまうので、新鮮な空気を感じられるものを取り入れてみるといいかもしれません。


【キーワード】

正位置 基礎を固める、基盤、安心、安定、リラックス、幸福感、快適、幸せな家族、実を結ぶ、門出、結婚する、結婚式、祝福、新居、平和、充足感
逆位置 現状に甘んじる、現状のままでいい、マンネリ感、同棲、事実婚、結婚を前提としない、基盤がまだ整っていない、生活の悩み、近所付き合いの悩み、不満はないが満足でもない

【人物】

正位置 家族、婚約者、親族、新郎、新婦、招待客、行楽者、マッサージ師、ヒーラー、一緒にいて落ち着く人
逆位置 迷惑なご近所さん、同居人、同棲相手、内縁の妻、内縁の夫

【数秘術】

4 安定、基盤、定着、凝固、停滞、頑固、物質、現実世界

【ワンドについて】

エレメント
トランプでは クローバー♣︎に該当します。
星座 牡羊座、獅子座、射手座(火の星座)
季節
特徴 明るく朗らかで外交的な性質です。スポーツや旅行などアクティブなことを好みます。またリーダーの素質もあり、実際に周囲の人々から頼りになる存在として慕われています。
直感的に行動しがちなので、浅はかだと思われたりすることもあります。情熱的なエネルギーが過剰になると、怒りっぽくなったり愚痴っぽくなったりしてしまいます。